中秋の名月

十五夜という言葉の方が馴染みがあります。
旧暦の8月15日にでる月のことを、中秋の名月と呼ぶそうです。
十五夜といえば、お団子や相撲大会のイメージがあります。

私が育った地域では敬老の日とあわせて、地域の行事ごととして行われていなような記憶があります。
地域に伝わる伝統芸能を披露したり、子供たちの相撲大会をしたり、空手道場が演舞を披露したり、
小さい頃は親や祖父母に連れられて、出店目当てで行っていましたね。

当時私の父親が保存会に入っていたこともあって、伝統芸能の棒踊りを小学6年生の時に教わり、
それからは何度か敬老会で披露をした事がありました。
保存会の方々が踊る棒踊りは、迫力やキレがあって、小学生が数ヶ月やってみたものとは
比べ物になりません。
機会があったら、そういったものに触れてみると面白いと思います。
鹿児島県内でも色々なところで伝承しています。
使用される歌も似ていたりするので、ルーツを感じます。

お月見というのは平安時代に中国から日本の貴族社会に入ってきた風習だそうです。
江戸時代には一般家庭でもお供物をするようになったそうですが、
個人的にそういったことをした記憶がありません。
お団子と言えば、お月見よりもお盆の方が馴染みがあります。

お盆の8月15日にお墓にお団子をお供えして、お供えした後は、子供たちが持って帰って、
家で煮て食べます。「しんこ団子」と呼んでいましたが、どういった意味があるのかは
わかりません。
でも、十五夜も旧暦の8月15日ということなので、何かお団子繋がりがあるのかも
しれませんね。

今夜は天気も良さそうですし、「月見でいっぱい」というのもいいですね。

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